- Kazuteru
- 2000/04/01入社。組込み系の開発をメインに入社後は携帯電話のテスト・評価業務を経験。現在は車載システム部門のマネージャです。
高級車やスポーツカーにも搭載されるECUを開発。
世界の自動車メーカーに貢献しています。
現在の
プロジェクトは
私は自動車の内部で使われているECUを開発しています。ECUは、エンジン、ヘッドライト、ウィンカー、ワイパーなどを制御する、現代のクルマには必要不可欠なパーツです。グループは約40人で、自動車産業の中心地である名古屋の事務所にも常駐メンバーがいて、北海道と分散開発をしています。ソフトを組み込んだECUは、大手自動車部品メーカーを通して北米、ヨーロッパ、東南アジア、インドなど、全世界に輸出されています。有名な高級車やスポーツカーに使われるときは緊張感もありますが、仕事に対して誇りを感じますね。口外はできませんが、新型車の情報にいち早く触れられるのも、この仕事の魅力です。
ECU開発の
難しさと面白さは
自動車のデザインなどに合わせて仕様や設計を考えることですね。みなさんもご存知のように、最近のクルマは部品がグローバルに共通化されています。そこで同じ部品でも車種やグレードによってソフトウェアを調整して、機能や動きを変えるようにしています。このようにしてコスト削減に貢献しています。世界各地の法令も熟知しなくてはなりません。例えば「デイライト」が義務化されている北米やEUでは、ヘッドライトのECUをカスタマイズして対応できるようにしています。難しさはたくさんありますが、自分の携わったECUがクルマという製品になって、道路を走っている姿を見るのが一番感動します。Webシステムやスマホアプリなどでは味わえない、組込みならではの醍醐味があります。
業務以外で
取り組んでいる
ことは
チーフや主務といった、自分たちに続く人材を育てていて、最近では協力会社のメンバーの面談を部下に任せるようにしています。部下にとってはコミュニケーションやヒアリングのトレーニングになりますし、現場に近い社員のほうがメンバーも本音を話しやすいと思うんです。また、若手社員を対象にしたプレゼンの練習も月1回開いています。プロジェクトをスムーズに動かすためには現場の状況を把握して、メンバーに指示をすることが基本ですが、人対人のコミュニケーションが大切になります。技術的なことはもちろんですが、相手に合わせた話し方、言葉づかい、リーダーシップといった部分もレベルアップできるようにサポートしています。
北都システムはどんな職場ですか
実は、以前、趣味のスキーで膝の靭帯を切る大ケガをしたんです。手術で2週間入院して、その後もリハビリに通いました。チームには迷惑をかけたのですが、みんなでカバーしながら無事にプロジェクトを進めてくれました。組織で助け合うという北都の強みを改めて感じました。それから、風通しの良さも自慢です。社内の評価制度について疑問点があったので、上司に質問したことがあったのですが、すぐに改善してくれました。どんな意見も聞き流されずに、前向きに受け止めてもらえます。北都システムに勤めていると、実年齢より気持ちが若く感じます。社員の入れ替わりが少なくて、同じ顔ぶれの先輩後輩に囲まれているから、昔と変わらない若々しい感覚で仕事ができるんです。